住宅ローン用語集

プライムレート

プライムレートとは

プライムレートとは、金融機関が優良企業に対して融資する際に適用する、最良の条件での金利(最優遇金利)のことです。
1年未満の短期で融資する場合の金利である短期プライムレートと、1年以上の長期で融資する場合の金利である長期プライムレートに分けられます。
住宅ローンの金利には、この「プライムレート」が、深く関係しています。

プライムレートの決まり方

プライムレートは、短期と長期で決め方が異なります。

短期プライムレートは、「無担保コール翌日物」といって、金融機関同士が資金を1日で貸し借りする際の金利などを参考に、各金融機関が独自に決定しています。

一方、長期プライムレートは、金融機関が発行する5年もの普通社債の発行利率などに市場金利の動向も踏まえて、決定されます。かつて長期信用銀行が発行する5年もの金融債の利率が基準になっていた流れから、現在ではみずほ銀行が自主的に決定・公表した金利が日本銀行に掲載されています。

短期プライムレートと長期プライムレートの違い

短期プライムレートと長期プライムレートでは、金利の動き方も異なっています。

2001年以降の金利の変動を見てみると、短期プライムレートはたまに動きがある程度であまり変動しませんが、長期プライムレートは日々変動する債券市場の影響を受けるため、頻繁に変動しています。

短期プライムレートと長期プライムレートの違い

短期プライムレート 長期プライムレート
貸出期間 1年未満の短期 1年以上の長期
金利の変動要因 無担保コール
翌日物の金利
5年ものの普通社債
市場金利の動向
金利変動の特徴 あまり変動しない 頻繁に変動

プライムレートと住宅ローンとの関係

変動金利は、短期プライムレートを基準に見直される

金融機関の住宅ローン概要書などには、変動金利型の金利について、「短期プライムレート連動長期貸出金利を基準に毎月見直しします」や、「年2回、毎年、4月1日・10月1日の短期プライムレート連動長期貸出金利を基準として見直しを行います」というような説明が書かれています。

つまり、住宅ローンの変動金利型の金利は短期プライムレートの動きに連動しているということです。そして、多くの金融機関の変動金利型住宅ローンの基準金利は、短期プライムレート+1%になっています。

なお、短期プライムレートは無担保コール翌日物などの市場金利を参考に決められますが、無担保コール翌日物の金利は政策金利に影響を受けます。

政策金利とは、日本銀行が行う金融政策の一つです。好景気になれば政策金利を引き上げて経済の加熱を抑え、不景気になれば金利を引き下げて消費や設備投資にお金が回りやすくなるようにします。

つまり、政策金利が動けば、短期プライムレートが動き、変動金利型の金利にも影響を及ぼすということです。政策金利が動く場合には、ニュース等でも大々的に報じられますので、変動金利型の金利の動きは比較的把握しやすいでしょう。

固定金利は、10年国債などの長期金利を参考に決定される

固定金利型の金利は一般的に10年国債などの長期金利を参考に決定されています。10年国債の利回りは、市場の取引によって決まります。市場では将来の景気予測なども含んで取引が行われるため、金利の動きは早くなります。このため、一般的には固定金利型の金利の方が変動金利型よりも早く動くといわれています。

  • この「用語集」は、あくまで一般的な説明をしているもので、当社の商品の説明や広告をするものではありません。
  • 記事中に用いているシミュレーションの金利は試算例であり、実際とは異なります。

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